国連フォーラム関西支部 設立趣意
2004年創設された国連フォーラムは、メーリングリストを通しての議論、ニューヨークや東京での勉強会の開催、国連職員や識者へのインタビュー、国連でのインターンやボランティアの報告、ウェブサイトによる情報発信など多岐にわたって国連や地球規模の問題について情報の発信と議論の深化を行い、情報共有や議論のプラットフォームを提供してきました。
2015年には、MDGs(ミレニアム開発目標)が終了し、新たにSDGs(持続可能な開発目標)が採択され、貧困や環境などの17の目標、169の達成基準が発表されました。このように新たな開発目標が合意され、全世界においてSDGsの目標達成が求められる中、主要なアクターとして若者が活躍できる機会を提供する必要性があるといえます。
国連フォーラムはこれまで、ニューヨークや東京を中心にイベントや活動を行ってきました。また、2014年に国連フォーラム九州支部を設立し、地域に根ざした活動を広げています。一方、関西には、OCHA、UNDRR、WHO、UNEP(IETC)などの国連機関の事務所やJICA関西、多くのNGOやNPOなど国際協力に携わっている多くの組織があるにも関わらず、若者が国連や地球規模の問題について情報共有や議論をする機会はあまり多くありませんでした。また、関西において国際協力関連のイベントが開催された場合でも、高校生、大学生、社会人を包括的に巻き込むネットワークがないために、情報が伝わらないという現状がありました。
そこで国連フォーラムでは、関西においても若者を対象に、国連、特にSDGsに関する議論や情報共有、参加者同士のネットワーキング、さらには具体的な行動を起こすきっかけとなる「場」を提供したいと考えています。
国連フォーラム関西支部 運営メンバー一同
(2020年7月20日改訂)