関西支部

運営メンバーの想いシリーズ第1回:遠藤菜生さん

第1回:遠藤菜生さん

大学とは別の勉強の場としての国連フォーラム関西を_____

 本シリーズでは、オンライン企画 第15回SDGs勉強会 『難民支援におけるテクノロジーの活用 ~難民が直面する課題と私たちが考える支援の可能性~』の運営に携わっているメンバーの想いに迫ります。本記事では第1回として、ヨルダンでのインターン経験がある遠藤菜生さんにお聞きしました。

 

Q:はじめに『難民支援におけるテクノロジーの活用  ~難民が直面する課題と私たちが考える支援の可能性~』の運営に携わる理由について教えてください。

 「難民」というのは、私にとってずっと関心があるテーマでした。遡ると小学校時代から、世界の課題に関心がありました。高校時代に、アラブの春やシリア内戦がニュースで頻繁に取り上げられるようなり、より中東地域について知りたいという気持ちが膨らみ、中東を専門とする先生の居る大学に入学することを決心しました。

 昨年、ヨルダンでインターンをしていたのですが、ヨルダンでは、人口の半分以上がパレスチナやシリアからの難民だったことから、より難民問題を意識するようになった事も、運営へ携わる理由の一つです。 

遠藤菜生さん

【所属】神戸大学、国際文化学部

【関心あるSDGs】

      

Q:遠藤さんは、今回の勉強会に携わる前、ヨルダンにインターンされていたのですね。

 はい、JICAのインターンでヨルダンに滞在していたのですが、同時期に国連フォーラム主催のヨルダン・スタディ・プログラムにも参加しました。プログラムでは、アズラック、ザアタリキャンプに訪れました。

 私が訪れたキャンプは、虹彩認証というテクノロジーを用いた支援をしている点で有名で、難民支援におけるテクノロジーの活用の良い面や、難点等を学びました。

Q:どのような勉強会にしたいと考えておられますか。

 今回、オンラインという点が今までと違うので、関西、日本だけでなく海外からも参加出来ると思うので、いろんな人に参加してもらいたいです。イギリス留学やヨルダンでインターン時に感じたのですが、オンライン企画は海外在住者としても嬉しい機会だと考えております。

 国連フォーラム関西支部(以下、関西支部)の特徴は、「議論をする」ことを重視している点です。ゲストのご講演だけでなく、沢山質問タイムやディスカッションというコンテンツがあり、私自身勉強会に参加していて良いなと感じているところです。

 オンラインの勉強会でディスカッションをするというのは難しいかも知れませんが、できるだけ双方向のやりとりが出来る時間がたくさんあればいいなと考えています。

 

Q:どんな方に参加していただきたいとお考えですか。

 普段の勉強会と同じように高校生や学生から、社会人、プロの意見をくださる方まで来ていただけたらと思います。

 また、関西支部の勉強会は、関心が今まで無かったテーマも凄く学びになります。過去に教育企画が開催された際は、教育を専門にしている方が企画されていました。私自身はいままでそういう知見がなかったので、新たな視点を得る機会となりました。その為、まだよく知らないけど、テーマが気になるという方にもオススメです!

Q:最後に一言、お願いします!

 難民やテクノロジーに関心がある方から、あまり関心が無い方まで、様々な人に参加していただきたいです。 普段の勉強会では、大阪でなかなかアクセスが難しいと感じていた方や、Face to Faceで気後れしていた方もいらっしゃるかと思います、今までのオフライン形式で参加していなかった方でも、少しでも気があれば気軽にご参加ください!

 

 国連フォーラム関西支部では、11月7日(土)に、オンラインにて、『難民支援におけるテクノロジーの活用 ~難民が直面する課題と私たちが考える支援の可能性~』の開催を予定しております。皆様のご参加、心よりお待ちしております。

関連リンク
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掲載日2020年8月5日

 取材・記録・執筆担当:黒﨑 野絵海