2012年1月6日
Club JPO・ワシントンDC開発フォーラム・国連フォーラム
3フォーラム合同 with JICA研究所・冬のオフ会
ワシントンDC開発フォーラム、Club JPOと国連フォーラムは、世界各地から日本に一時帰国する人たちが多い時期を捉えて夏と冬の年に2回、東京で3フォーラム合同・東京オフ会を開催しています。
2012年1月6日(金)東京・市ヶ谷のJICA研究所において、記念すべき第10回目の3フォーラム合同・東京オフ会が開催されました。連休前の夕方にもかかわらず約130名が参加し、新年を祝いました。
今回の合同オフ会は、まず第一部として、12月18日(日)〜23日(金)に実施された、国連フォーラム・タイ・スタディプログラム(TSP)参加者による感想共有会を開催し、夕刻からは通例通り第二部として懇親立食会を催しました。
TSP感想共有会では、社会人参加者と学生参加者がそれぞれの視点からスタディ・プログラムの過程で感じたこと、学んだことを発表しました。その中では、開発支援の必要性や支援を提供することの意味といった根本的な問いから、「人間の安全保障」や複数の国連機関による合同プログラムの実際を見た上での課題、さらに、参加者同士が交流し、意見交換をすることから生まれてくる絆の大切さといったことにも触れられました。会場からも多くの質問や意見があり、今後もこのようなスタディ・プログラムがあれば参加したいという声が多く聞かれました。
第二部の懇親立食会では、TSPを含む最近の国連フォーラムの活動や第一部の様子について、代表責任者の田瀬和夫さん(在イスラマバード国連広報センター所長代行)が説明し、続いて、昨年ワシントンDCから帰国したばかりの春木(江尻)由美さん(世界銀行研究所プログラムアナリスト)からも、DC開発フォーラムの最近の動向について紹介がありました。Club JPOは、管理人の二井矢洋一さん(人事院)が仕事で欠席を余儀なくされてしまいましたが、「何か相談したいことがあったら、お気楽にメールでも!」という写真付きのフレンドリーなメッセージが披露され、会場は笑顔に包まれました。
恒例の中堅若手活動紹介は、国際開発プランニングコンテスト(idpc)実行委員会のスタッフである星菜摘さん(法政大学法学部)と平原歩美さん(津田塾大学 学芸学部国際関係学科)が、ゲームを交えてidpcについて分かりやすく説明してくれました。このコンテストでは、将来国際開発分野で活躍したいと考えている若き参加者たちが小グループを作り、ある発展途上国の諸問題を記述したケースをもとに解決策をプランニングし、その出来をコンテスト形式で競うというものです。実行委員の学生メンバーは毎年総入れ替えとなり、毎回ゼロから新しいコンテストを創り上げ、参加者たちがクリエイティビティを発揮するというこの取組みについて、国際開発学会の大御所や海外から一時帰国中のプロたちは熱心に耳を傾けていました。また、このようなコンテストで審査員を務めるような専門家たちから、ミクロ・マクロ双方の視点を交えた話が聞けて面白かったと嬉しそうに語る学生たちの笑顔も印象的でした。
肩書きや年齢は関係なく、国際協力への思いを共有する人通し繋がり、互いに刺激しあうことができるような「場」を引き続き提供できるよう、担当者一同頑張っていきたいと思います。
担当:Club JPO/二井矢、DC開発フォーラム/内田、開、紀谷、春木、真鍋、国連フォーラム/竹内・柴土・杉山・守屋・毛利・小谷(国連フォーラム) (ウェブ掲載:斉藤)