国連フォーラム設立10周年を迎えて:国連フォーラム幹事一同より
国連フォーラムは、10月24日「国連の日」の今日、設立10周年という節目を迎えました。その間、フォーラムの使命である「国連のことをもっと知りたい、国連の活動に貢献したいと考えている多くの人々に、知識を得、議論に参加し、具体的な活動に参画するきっかけとなる場を提供」してきました。
そこで、これを機に幹事会ではこの10年を振り返るとともに、国連フォーラムの今を伝え、今後の10年を見据えたビジョンを出していく、「#UNForum@10」キャンペーンを企画しています。期間は今日から1月初旬までの2ヵ月半です。このキャンペーンを通して、フォーラムの活動をさらに多くの方に知ってもらい、より一層効果的で付加価値の高いフォーラムにしていきたいと考えています。
その一つは、国連フォーラムのマネジメントをふりかえり、その活動原則と組織の変革についてご紹介する企画です。設立10年後の今も活発に活動し、会員が6000人を超えてさらに増えている理由は何なのか、何を教訓として今後の運営を行えばさらに効果的で付加価値の高い組織にできるのかを議論したいと思います。国連フォーラムってどうやって運営しているんですか、幹事になるのって難しいんですか、などいろいろな質問をこれまで受けてきましたが、それらにもお答えできるようにしたいと考えています。
二つ目は、これまで国連フォーラムの企画に参加されたり、幹事として関わった方たちに、設立10周年を記念してコメントをいただくという企画です。皆さんおなじみの著名人や伝説の幹事など様々な方に、国連フォーラムの活動の思い出や今後に期待することなどを、それぞれの立場から書いていただく予定です。コメントを頂きしだい、皆さんとシェアさせていただきます。
三つ目は、国連フォーラムの運営をしている幹事会の各チームごとに出してくるイベントや情報です。この10年間の蓄積の総まとめをするチームもあれば、新たなシリーズを企画しているチームもあります。たとえば、「国連でインターン」のチームが企画しているQ&Aでは50回の投稿を分析し、国連インターンを目指す人の様々な疑問に答えてくれます。「フィールド・エッセイ」では、平和構築人材育成事業(HPC)研修員によるリレー・エッセイを企画していますし、「私の提言」では、昨今注目されるアフリカ大陸での新しい取り組みを紹介するシリーズを始めます。
四つ目は、来年1月初めに予定している、「オフ会」とその前後のイベントです。ウェブやメールでしか会えない人々が実際に会って熱く楽しく語らう場として、またパネル・ディスカッションなど直接議論する場として、毎年多くの方が参加されます。日程については、追ってメーリング・リストなどでお知らせします。
五つ目は、国連フォーラムの「2024ビジョン」です。これまでのフォーラム活動の蓄積をもとに、またこのキャンペーンを通して皆さんから幅広いコメントをいただき、それらを踏まえて来年1月の年初のステートメントでは今後10年間の活動ビジョンを中心に幹事会の考えをお伝えしたいと思います。
皆さんも是非、フォーラムについての感想や思い出、ご要望などをお寄せください。組織の改善はたゆまなく行われるべきものですが、10周年を契機にそれをさらに総合的にまた、長期の視点を持って行いたいと幹事会一同考えております。
「#UNForum@10」キャンペーンへの皆さんの協力と参加をお願いいたします。FacebookやTwitter、Instagramなどで #UNForum@10 をつけてコメントをしていただくと、どこからでも検索できますので、是非つけて下さい。
2014年10月24日
国連フォーラム幹事一同
連絡先:kanjikai[at]unforum.org
ホームページ:http://www.unforum.org