ホーム > スタディ・プログラム > MySP >報告書目次>1.2.団体説明・.全体ロジ
国連フォーラム主催
「みんなでつくる」 ミャンマー・スタディ・プログラム(MySP)
活動報告書:1.概要
国連フォーラム主催「みんなでつくる」ミャンマー・スタディ・プログラム(通称「MySP」)は、国連 フォーラム(メーリングリスト会員 6000 人以上を数える、国連の活動に興味のある人を対象にしたネッ トワーク)が主催する活動で、2010 年から4つの目標を掲げて実施されています。
(1)知識の獲得、並びに議論方法の習得:参加者各自が、開発その他国連の活動分野及び国際情勢に 関する知識を得ること。また、それらに関する議論を通じて、議論をリードしていく能力を発現ないし 一層向上させること。
(2)ネットワークの拡大:参加者各自が、自らの持つネットワークの拡大を図り、今後の進路の参考 とし、またキャリアを開拓していくきっかけとすること。
(3)リーダーシップの涵養:参加者各自が、主体的に自ら考え、判断出来る、リーダーシップを備え た人材として成長してゆくこと。
(4)国連の活動に関する議論の提供:本プログラムのプロセスや成果を国連フォーラムのメーリング リスト参加者を含めた国連の活動に興味のある方々に紹介し、関連の議論を盛り上げることにより、国 連の活動に対する理解を広めること。
以上の目標の達成を目指し、1.渡航前準備、2.現地渡航、そして3.渡航後報告プロセスという流 れを経てプログラムを創ってきました。
渡航前準備期間は大別して下記 3 つの班に分かれて作業を行いました。
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ロジ・会計班(現地でのホテル・レンタカー・航空チケット・レストランの手配など、ロジ面の準 備及び予算策定、現地での出納管理、会計報告書作成など)
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研究・保健班(5 回行われた事前勉強会のテーマ・発表者決定を含む企画・実施、並びに現地で病院のリストアップ、感染症並びにその対策のリサーチ及び実施など)
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企画・広報班(訪問サイト先決定など、国連機関との交渉並びに Facebook、Twitter などソーシャルメディアを駆使した MySP の活動の広報など)
渡航後の報告プロセスでは報告会班(北海道、東京、関西、九州での報告会の実施)と報告書班(本報 告並に国連機関提出用や広報用など、様々な用途に分けての記録文書作成)の二つに分かれて作業 を行いました。上記に加え、参加者自らの発案に基づく形で英語ワークショップや映画上映会も企画・ 実施されました。またプログラム期間中の映像も広報チームを中心に映像資料として編集中です。
上記の通り、「みんなでつくる」というテーマに基づき、参加者各自の主体性に基づいて全員が貢献する 形でプログラムを創っていく点が当プログラムの最大の特徴です。
今回のMySPの動きは主に以下の6つに分類出来る。
- 準備期:2013年12月〜2014年7月 タスクフォースによる訪問国決定、参加者募集など
- 始動期:2014年7月 参加者決定、チーム分け、合宿
- 展開期:2014年8月〜10月 勉強会開始、企画交渉開始、ロジ交渉開始に始まる全チームの活動
- 収束期:2014年10月 各チームの情報集約と渡航プログラム整理・構築
- 最終調整期・渡航期:2014年11月 プログラム最終調整、直前学習、および渡航
- 振り返り期:2014年12月〜2015年4月 振り返り会、報告書作成、報告会開催
本年のスタディ・プログラムは、訪問国の季節の問題等から、7月の始動(参加者確定)から11月の渡航まで5ヶ月間もあるという例年の倍近くの準備期間を確保した状態で始まった。
また、例年より多い38名体制で始動し、参加者内のコミュニケーションのために7月頭に合宿を開催した。
「みんなでつくる」のコンセプトに則り、訪問国と大枠のテーマ「経済発展と民主化」以外は体制作りを含め何も決まっていない状態から始まったものの、ある程度の十分な余裕を取り組めると予測された。
2の始動期と3の展開期前半においては全班代表参加の情報共有Google Hangout(以下、HO)を実施し、業務内容やその方向性の擦り合せを行った。