第31回ネットワーキングカンファレンス 80周年を迎えた国連とこれからの国際協力の「かたち」~国連総会からみる国際秩序の変容~

2025年12月21日(日)13時~17時 国連フォーラム主催 第31回 ネットワーキングカンファレンスのご案内

第31回ネットワーキングカンファレンス

国連フォーラムは、海外からの一時帰国者が多い年末年始と夏休みの時期に合わせ、東京でのネットワーキングカンファレンス(オフ会)を開催しています。

今回のネットワーキングカンファレンスは、2025年に創設80周年を迎えた国連総会及び今後の国連の活動に焦点を当てます。創設以来、国連は平和と開発、人権のための中心的な役割を果たしてきましたが、地政学的な分断、グローバルサウスの台頭、そして気候変動・AI・パンデミックなど新たな課題に直面する中で、その在り方が改めて問われています。特に国連総会は、全加盟国が平等に議論する場として、安保理とは異なる形で国際協力の方向性を示し続けてきました。

本イベントでは、国連総会を切り口に、これまでの80年の歩みを振り返りながら、「これからの国際協力のかたち」を考えます。多様な立場からの登壇者を迎え、制度・歴史・外交実務などの視点から議論を深めます。また、グループディスカッションやネットワーキングセッションを通じて、参加者一人ひとりが国際協力の未来について考え、つながりを広げる場を提供します。

あわせて、昨年に20周年を迎えた国連フォーラム自身の活動を振り返り、今後のネットワーキングカンファレンスの方向性について皆さんからの意見を伺う時間も設けます。国連80周年という節目の年に、これまでの国際協力の流れを見つめ直し、次の時代に向けた対話をともに深めていければ幸いです。

【概要】

日時:2025年12月21日(日)13:00~17:00(日本時間)

会場:会場及びオンライン(Zoom)

  • 会場:THINK COFFEE(東京都千代田区神田錦町2-9-15)
  • オンライン:ウェビナー前日にZoomURLを送付いたします

主催:国連フォーラム 幹事会

共催:SDGパートナーズ

言語:日本語

参加費:現地参加の場合:2,000円/オンライン参加の場合:無料

  • 現地参加:パネルディスカッション、グループディスカッション、ネットワーキングにご参加いただけます。軽食付き。
  • オンライン参加:パネルディスカッションのみ配信。グループディスカッション、ネットワーキングの配信はございません。
  • 参加費はすべてネットワーキング時の軽食など本イベントの企画運営費用に充当されます。登壇者や国連フォーラム及びその関係者が受けるものではありません。

対象者:国連の活動を含む国際協力全般、また、アフリカ地域に関心のある学生や社会人の皆様

定員:30名(現地参加) ※オンラインは定員無し
※現地・オンライン参加問わず、事前申込をお願いいたします。なお、当日現地にいらっしゃってもお席がご用意できない場合がございます。

Peatixの国設定について:2024年7月26日より、アカウント設定で「国」を米国にした場合、米国専用のPeatixページが表示されるようになりました。アメリカよりオンラインでご参加される皆様はご注意ください。

詳しくは以下をご確認ください。https://help-attendee.peatix.com/ja-JP/support/solutions/articles/44002540319-

【プログラム詳細】

時間コンテンツ
12:45開場
13:00 – 13:10開会の挨拶
・赤星 聖(国連フォーラム 代表理事)
13:10 – 13:30国連フォーラムからのご報告
13:30 – 14:50パネルディスカッション
・青木 瞬(外務省 国際協力局 政策課 政策予算班長)
・本多 美樹(法政大学 法学部 国際政治学科 教授)
・吉村 美紀(国連世界食糧計画(WFP)ワシントンDC事務所 政府連携担当)
・田瀬 和夫(国連フォーラム 理事)
14:50 – 15:00休憩 ※オンラインでのご参加の方はこちらで終了となります。
15:00 – 16:00グループディスカッション ※オンラインでの配信はございません。
16:00 – 16:05閉会 ※オンラインでの配信はございません。
16:05 – 17:00ネットワーキング ※オンラインでの配信はございません。
内容

【パネルディスカッションの詳細】

国連総会を切り口に、国連創設以来80年間における国際秩序の変化を捉えながら、「これからの国際協力のかたち」について考えることを目的としています。登壇者は、アカデミア、外務省職員、国連職員、ビジネスの四つの立場から、それぞれの視点で現状の国際秩序に対する理解を共有し、どのような変化が起きているのか、またそのような変化の中で今後どのような国際協力が可能となるのかを議論します。

【パネルディスカッション登壇者紹介(敬称略)】

青木 瞬

青木 瞬(あおき しゅん)

外務省 国際協力局 政策課 政策予算班長

2018年9月に立命館大学国際関係学部を卒業後、2019年に外務省入省。欧州局西欧課を経て、2021年8月から2年間、語学研修(フランス)。フランス国立行政学院にて国際関係学修士号を取得後、パリ第一大学パンテオン=ソルボンヌにて政治コミュニケーション学修士号を専攻。2023年6月から2年間、在カメルーン日本大使館に勤務。2025年7月より、国際協力局政策課で政策予算班長を務める。

本多 美樹

本多 美樹(ほんだ みき)

法政大学 法学部 国際政治学科 教授

東京生まれ。成蹊大学卒業後、The Japan Times記者を経て、早稲田大学大学院アジア太平洋研究科にて博士号(学術)を取得。早稲田大学社会科学総合学術院准教授を経て2017年4月より法政大学法学部国際政治学科教授。専門は、国際関係論、国際機構論、国連研究。近著に、「『ルールに基づく国際秩序』の妥当性:修正か強化か?」『グローバル・ガバナンス』(2025年);「主権国家体制と国連:グローバル化の潮流の中で」『国連研究』(国際書院、2024年);「経済制裁は平和のために有効か」『国際平和論』(有斐閣、2024年)、翻訳書として『経済制裁』(白水社、2024年)がある。

吉村 美紀

吉村 美紀(よしむら みき)

国連世界食糧計画(WFP)ワシントンDC事務所 政府連携担当

福岡県出身。カリフォルニア大学バークレー校卒業、早稲田大学大学院教育学研究科修士、オールド・ドミニオン大学教育学博士。1997年より会議通訳者として国連総会や国際会議で同時通訳を務める。2010〜2013年に国連ハビタットおよびUNOPSパキスタン事務所勤務。帰国後セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンにてアドボカシーを担当。2014年より国連WFPに勤務し、現在はワシントンDC事務所で米国政府との連携・ドナーリレーションを担当している。

田瀬 和夫

田瀬 和夫(たせ かずお)

国連フォーラム 理事

1967年福岡県福岡市生まれ。92年外務省に入省し、国連政策課、人権難民課、アフリカ二課、国連行政課、国連日本政府代表部一等書記官等を歴任。2001年より2年間は、緒方貞子氏の補佐官として「人間の安全保障委員会」事務局勤務。2005年11月外務省を退職、同月より国際連合事務局OCHA・人間の安全保障ユニット課長。2014年5月に国連を退職、同6月よりデロイトトーマツコンサルティングの執行役員に就任。2017年9月に独立し、新会社SDGパートナーズを設立して現在同社代表取締役CEO。2021年にはThink Coffee Japan株式会社を設立、2023年6月に同カフェ日本第一号店を神田錦町に開店。

【グループディスカッション】

TBD

時間アジェンダ
15:00-15:05ワークショップの内容説明
15:05-15:10席移動・アイスブレイク(自己紹介)
15:10-15:50グループディスカッション
15:50-16:00グループで話した内容の共有と質疑応答

【ネットワーキング】

国際協力の分野でのキャリアや学習に興味がある方々が繋がっていただけるよう、カンファレンス終了後は、ネットワーキングの時間を1時間設けています。軽食・お飲み物付き。オンライン参加者の方はご参加頂けませんのでご留意ください。

参加者へのお願い

本カンファレンス参加にあたっては、以下の事項(国連フォーラムルール)にご留意ください。

記:国連フォーラム・ルール

  1. 国連フォーラムによって設定された議論の場には誰でも個人の資格で参加できるが、参加にあたっては氏名や所属を明らかにする。逆に言うと、設定された議論の場での議論は氏名や所属を明らかにした個人にのみ共有される。
  2. 一方、 各個人の発言は各々が所属する組織や団体の立場を代表するものではないと解釈される。各個人は国連フォーラムの議論の場での発言が所属する組織や団体の立場と異なるからといって、非難・追及されてはならない。
  3. 国連フォーラムの議論の場での発言は、発言した本人が発信する場合や本人の了解を得た場合を除き、メディアなどを通じて公に引用してはならない。

国連フォーラムについて

国連フォーラムは、2004年10月24日「国連の日」に、ニューヨーク在住の国連に関心を持つ有志により「ニューヨーク国連フォーラム」として設立されました。国連についてもっと知りたい、国連の活動に貢献したいと考える多くの人々に、情報共有や議論への参加、さらには具体的な行動を起こすきっかけとなる「場」を提供することを使命としています。活動内容として、メーリングリスト、ウェブ・サイト、勉強会、分野別の活動などの運営や開催を行います。さらに、既存のネットワークであるワシントンD.C.開発フォーラム、国連日本人職員会、国連学会や国際開発学会などの関連諸学会、あるいは外務省をはじめとする政府機関、NGO、民間機関などと幅広く連携し、それらとの間で相補性と相乗効果を考慮しつつ、独自の付加価値を生み出していきたいと考えています。国連フォーラムへの参加はどなたでも可能です。どのような立場にあっても、個人の資格で、意見の多様性を相互に尊重しつつ、建設的な議論を行なえる方であれば、本フォーラムへの参加を歓迎します。また、本フォーラムの運営は有志が組織する幹事会が行なっていますが、これに世界中からさまざまな形で参画して頂くことも歓迎します。ウェブサイト:https://unforum.org/

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国連フォーラム 幹事会 イベント班
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