国連フォーラム関西支部 第5回SDGs勉強会~人権を守ってこそ持続可能な開発に~開催報告
2016年9月30日実施
すべての人間が生まれながらにして持っている権利、「人権(Human Rights)」。
ジェンダー、マイノリティの権利等々、様々な分野で語られているこの概念ですが、「重要なのはわかるけど、具体的に何を指すのかはいまひとつよく分からない・・・」そんな風に感じたことがある方も少なくないはずです。
しかし、そんな「人権」、実はSDGsの原則にその考え方が反映されているなど、現在開発政策や実践の場においても重要視されつつあります。
「人権」とは何なのか、そして人権はSDGs、ひいては国際社会にどのように関わっているのか、秋の夜長に素敵なゲストの皆さまと共に考えてみました。
【イベント概要】
《企画概要》
イベント名:人権を守ってこそ持続可能な開発に
日時 :2016年9月30日 18:00~20:00
場所 :関西学院大学大阪梅田キャンパス1408教室
タイムテーブル:
- 18:00 – 18:05 国連フォーラムの説明
- 第一部
- 18:05-18:35 伊藤氏 「ヒューマンライツ・ナウの人権擁護活動から『人権』を考える」
- 18:40-19:00 久木田氏「子どもの権利条約とユニセフのプログラム」
- 19:00-19:20 パネルディスカッション議題:「SDGs×Human Rights~人権がSDGsに組み込まれることによる現実の変化~」
- 第二部
- 19:25-19:45 グループディスカッション/質疑応答
- 20:00 終了予定
ゲスト :
伊藤和子(いとう かずこ)氏
弁護士 国際人権NGOヒューマンライツ・ナウ事務局長。1994年に弁護士登録。女性、子どもの権利、えん罪事件など、人権問題に関わって活動。2004年、ニューヨーク大学ロースクール客員研究員。2005年、国連人権小委員会インターン、米国NGOインターンを経て2006年に帰国。2006年に国境を越えて世界の人権問題に取り組む日本発の国際人権NGO・ヒューマンライツ・ナウの立ち上げに関わり、事務局長として国内外で現在進行形の人権侵害の解決を求めて活動中。ヒューマンライツ・ナウは2012年以降国連特別協議を付与された国連NGOとして活動中。同時に、弁護士として、女性をはじめ、権利の実現を求める市民の法的問題の解決のために日々活動している。ミモザの森法律事務所(東京)代表。
久木田純(くきた じゅん)氏
関西学院大学教授、国連フォーラム共同代表(unforum.org)。1978年西南学院大学文学部英語専攻卒業、シンガポール国立大学社会学部留学(ロータリー財団フェロー)を経て、九州大学大学院で教育心理学修士号取 得、同博士課程進学。1985年外務省JPO試験に合格、翌年から国連職員としてユニセフ駐モルディブ事務所に派遣され、駐日事務所、駐ナミビア事務所、 駐バングラデッシュ事務所、ニューヨーク本部を経て、駐東ティモール事務所代表、駐カザフスタン事務所代表を歴任。2015年1月国連退官。2003年に 世界銀行総裁賞受賞、2011年に東ティモール共和国勲章を受勲。
【開催報告】
《第1部》講演
- 「日本初国境を超える国際人権活動」(伊藤氏)
- 「子どもの権利条約とユニセフのプログラム」(久木田氏)
《第2部》パネルディスカッション
SDGs×Human Rights ~人権がSDGsに組み込まれることによる現実の変化~
《第3部》グループディスカッション
当日の内容を記録致しました議事録は以下のURLからご覧いただけます。
みなさまと共にこのような場を作ることが出来たことを、とても嬉しく思います。
これからも国連フォーラム関西支部をどうぞ宜しくお願い申し上げます。
また、国連フォーラム関西支部のFacebookグループページやホームページでは、国連や国際協力に関する情報共有を行っております。関心のある方はぜひチェックしてみてください!