モンゴル・スタディ・プログラム - 応募要領
2013年4月13日
国連フォーラム モンゴル・スタディ・プログラム 実行委員会
国連フォーラムでは、国連の活動に関心を持つ幅広い人々を対象に、知識を深め、議論を行う場を提供するというフォーラムの趣旨に基づき、2010年から、東ティモール(2010年)、タイ(2011年)、カンボジア(2012年)を対象に、スタディ・プログラムを開催してきました。
このスタディ・プログラムは、有志で国連や国際社会の支援の現場を訪れることによって、その地域の課題や国連の活動原則、国際社会の援助手法などを学び、もって将来のキャリアや新たなネットワーキングの契機にしていただくことを目指すものです。
これまでのプログラムが成功を収め、かつ同様のプログラムを継続してほしいという要望が多くあったことから、本年も、モンゴル国を取りあげ新たなスタディ・プログラムを実施しますので、以下の内容ご覧いただき、ぜひご応募ください。
なお、過去のプログラム同様、今回のモンゴル・スタディ・プログラム(MSP)においても、すべての参加者が、MSP実行委員会のメンバーとして、企画、事前勉強会、移動手段や宿泊の手配、広報などの業務を分担し、「みんなでつくる」ことを運営原則としています。単なる「ツアー」ではなく「プログラム」として、現地渡航前後のプロセスを含めて役割を担っていただく必要があるのでご留意ください。
1.応募手続
(1)応募方法
応募は原則としてオンライン上のフォーム(サーベイモンキー社のアンケート・サービスを利用)に、以下の必要事項を応募期間内に記入し提出してください。事情により、オンライン上のフォームを使って応募できない場合のみ、下記必要事項を記載したファイルを添付(様式不問)した電子メールにより応募することを認めます。いずれの場合においても、応募を受け付けた場合は、MSP実行委員会からその旨のメールをお送りします(受付からメールの連絡に若干の日時を要する場合がありますのでご了承ください)。
応募締切後、厳正な選考のうえ、国連フォーラムウェブサイト上のパスワード保護されたページで参加者を発表します。
なお、プログラムの準備の必要上、応募締切後、参加者発表までの間に、MSP実行委員会から各応募者にメールをお送りして、追加の情報提供をお願いすることがありますのでご承知ください。
- <応募フォーム> http://www.surveymonkey.com/s/TGCK6J3
- <応募締切> 2013年4月30日(火) 24時 (日本時間)
- <参加者発表> 2013年5月15日(水) 国連フォーラムウェブサイト上にて
- <MSP実行委員会アドレス> info.msp2013@gmail.com
【必要事項】
ア)応募者情報
- 氏名(日本語とアルファベット表記)
- 生年月日
- 所属(学校や勤務先等)
- 住所(事前の資料や報告書を郵送します)
- 確実に連絡の取れるメールアドレスを2つ(携帯のアドレスはPCから着発信できない場合があるので少なくとも一つはPCのアドレス)
- 携帯電話番号(お持ちでない方は自宅の電話番号)
※スタディ・プログラム実行委員会では、これらの個人情報を、スタディ・プログラムの実施に必要な範囲内でのみ使用し、漏洩や滅失のないように適正に管理します。
イ)エッセイ(小論文):英文で400~800語、和文で1200~2400字(それぞれA4サイズ 1~2枚程度)を目安とします。
- 英文エッセイ課題
- What is your motivation for the Mongolia Study Programme (MSP) now? What are your career goals and how will the MSP help you to achieve those goals?
- 和文エッセイ課題
- あなたが考える自分の強みは何か、それをMSPにどのように役立てられるか。
(2)応募資格
以下の要件を満たせば、居住地(日本国内・国外)を問わず、応募いただくことが可能です。
- 国連や国際社会が取り組むグローバルな課題に関心があり、現場を見てこれを学びたいと思う人。大学の学部生以上とします。未成年の場合には渡航に際して保護者の同意が必要となる場合があります。
- 学ぶ内容について日本語および英語で説明を聞き、発言できる能力とやる気のある人。
- 事前準備・事後報告を通じてすべてのプロセスに積極的に参加し貢献ができる人。
(3)応募人数
20名程度
2.MSPのテーマ
~急激な経済成長下のモンゴルでさまざまな「格差」を考える~
2011年に17.3%の経済成長を記録したモンゴルでは、一方で、その成長の恩恵が波及せず貧富の差が拡大します。今回は、コミュニティ開発、自然災害と直面する農牧業、都市・環境問題を中心に現場を訪れ、山積した諸課題とそれを解決するためのモンゴル政府や国際機関等の取組みを学ぶとともに、プログラム期間を通し、実務者や研究者の協力を得ながら、参加者間で積極的に議論し情報発信を行うこととします。
3.MSPの目標
- モンゴルを取り巻く諸課題について参加者が事前に勉強し、現場でその活動に触れ、また事後に議論することにより、理解を深め、課題を考察し、それぞれの将来の糧とすること
- 国連フォーラムが持つ媒体(ウェブサイト、メーリング・リスト等)を通じて、本プログラムのプロセスや成果を紹介し、関連の議論を盛り上げ、国連の活動に対する関心を高めること
- 参加者同士の交流を促進するとともに参加者の枠を超えたネットワークづくりに貢献すること
4.MSPの実施期間
2013年5月~11月(7ヶ月間)を予定しています。MSP実施期間は概ね以下のとおり区分されます。
- 渡航準備:2013年5月~8月
- プログラム策定・各種手配とともにモンゴルの課題に関する勉強会を開催(東京・大阪・福岡)
- 渡航期間:2013年8月4日(日)~11日(日)を予定(8日間)
- 現地へ渡航し、プロジェクト現場を訪問するとともに参加者間でディスカッションを行う
- 渡航後の成果報告
- 報告書の作成と報告会の開催(東京・大阪・福岡)
5.モンゴルへの渡航
- (1)協力いただく予定の国連機関:国連開発計画(UNDP)・国連人間居住計画(UN-HABITAT)に協力打診中
- (2)訪問先と日程案:都市化と貧困、人の移動、コミュニティ開発、などをテーマにした事業を訪問予定
6.MSPの運営方針
(1)運営体制
MSPは全参加者からなるMSP実行委員会によって運営されます。現時点では、国連フォーラム幹事会のスタディ・プログラムと過去のプログラム参加者でMSP実行委員会は構成されていますが、参加者決定後、全参加者がMSP実行委員会メンバーに加わり、役割分担を決定のうえ、プログラムが正式にスタートします。
実行委員長 | 坂本 篤紀(国連フォーラム スタディ・プログラム班リーダー) |
実行委員(総務担当) | 小林 真由美 |
実行委員(企画担当) | 田瀬 和夫・田村 英子・吉村 美紀 |
実行委員(研究担当) | 井上 良子 |
実行委員(広報担当) | 長川 美里・西崎 萌 |
(2)運営原則
- 企画を始め、渡航準備・成果報告を通じてすべての参加者が役割を担う「みんなでつくる」プログラム
- 参加者決定から渡航後の成果発表までを全体としてプログラム期間とし、その間にすべての参加者にとって学びの機会が提供されるプログラム
- 国連や関係組織・団体等の協力を得て可能な限り廉価でコストパフォーマンスの高いプログラム
(3)参加費用
- 実行委員会が参加者から事前に集める費用には、事前勉強会費用、現地での宿泊、食事、交通費を含めてかかる費用、事後の報告会にかかる費用などを含みます。額はプログラムの内容によりますから現時点で厳密な計算はできませんが、一昨年のタイ、昨年のカンボジアのプログラムでは事前勉強会や報告書の作成を含め一人あたり約5万円がかかりました。
- 自宅からウランバートルまで、ウランバートルから自宅までの交通手段は各自で手配してください。
- 上記を合計すると、自宅の場所にもよりますが、日本から総額15万円程度を見込んでいます。
- プログラム終了後、実行委員会において決算を行い、全実行委員に共有します
(4)免責事項
国連フォーラムは旅行業者でなく個人をメンバーとするネットワークであり、本プログラムは本質的には個人のグループが計画して各人の自己責任において実施されます。したがって、現地で参加者が事故に遭ったり病気になったりした場合、実行委員会として参加者全員で最大限のサポートを行いますが法的な賠償責任等を取ることはできません。そのため、渡航に際しては各人が海外旅行保険へ加入を強く要請しているなど、自己責任による対応を前提とした枠組みとなっていることを十分理解したうえで、応募してください。
7.問い合わせ
MSPについて質問等があれば、MSP実行委員会アドレス:info.msp2013@gmail.comまでお尋ねください。また応募期間中に応募説明会の実施を予定しています。詳細は国連フォーラムのウェブサイト(http://www.unforum.org)、Facebookページ(https://www.facebook.com/unforumcsp2012)、Twitter(https://twitter.com/unforum_sp)でお知らせします。