モンゴル・スタディ・プログラム - 勉強会日程
勉強会の目的
MSPは事前の準備、渡航期間、そして渡航後の報告書・報告会、すべてを合わせて一つのプログラムとなっています。 その中の事前準備でも非常に重要な地位を占めるのが「勉強会」です。MSPでは、4回に分けて勉強会を開催し事前にモンゴルへの理解を深めました。
東京・大阪・九州各会場をGoogle Hangoutでつなぎ、テーマごとに講師の方もお招きするなどして盛んなディスカッションが行われました。
第一回勉強会
- 日程:2013年6月16日(日)
- テーマ:
- ①モンゴル社会の変遷
- 遊牧社会の成り立ち
- 市場経済導入後の社会の変化
- ②社会の変化に伴う諸課題
- 人の移動/労働問題/教育/女性や子どもの地位の視点から
- ①モンゴル社会の変遷
- 発表者:
- 宇野原/福岡会場
- 大津/東京会場
- 講師:
- 今岡良子氏/大阪会場(大阪大学言語文化研究科 モンゴル語)
- ねらい:
- 伝統的なモンゴル社会における遊牧の原理と市場経済導入後の社会の変遷を学び、経済成長著しい現代モンゴルの抱える諸課題を概観することで、国家の成長や変化とその反面としての社会的な課題への視座をもつ。
第二回勉強会
- 日程:6月30日(日)
- テーマ:
- ①都市化と生活環境
- 都市化の問題
- ゲル地区の改善
- ②農牧業と自然環境
- 農牧業と自然災害・防災
- 環境問題(砂漠化など)
- ①都市化と生活環境
- 発表者:
- 磯邉/東京会場
- 沼口/福岡会場
- 講師:
- 深澤良信氏/福岡会場(国連ハビタット福岡本部長)
- ねらい:
- 現地で訪問予定の国際機関(国連ハビタット、FAO)が実施するプロジェクトに関連するテーマ「都市化と生活環境」「農牧業と自然環境」について、問題の背景や現状・改善のための取組を研究し、現地での学びを深める。
第三回勉強会
- 日程:7月14日(日)
- テーマ:
- 中間ディスカッション
- これまでのまとめ
- 自由テーマでの発表
- 論点の整理
- 現地渡航中の研究班の企画について議論
- 中間ディスカッション
- 発表者:
- 吉越/東京会場
- 講師:
- 吉村とくじ氏/東京会場(JICA)
- ねらい:
- 参加者間のディスカッション・まとめ・補足的な発表の会を設けることで、前回までの内容や現地で直接確認したいポイント等を整理する。また、ゲストの方のお話も交えながら、渡航中の研究班企画についても話し合う場とする。
第四回勉強会
- 日程:7月28日(日)
- テーマ:
- ①経済発展と国際的地位
- 鉱物資源の採掘と政治の実態
- モンゴル経済と国際貿易上の問題
- 地政学上の特異な問題
- ②日本との関係
- 外交関係・ODA関連
- 経済交流・自由貿易協定
- ①経済発展と国際的地位
- 発表者:
- 西村/大阪会場
- 宮崎/東京会場
- 講師:
- 岩田伸人氏/東京会場(青山学院大学経済学部 国際貿易)
- ねらい:
- 第2回までに学んだモンゴル国内の現状と課題を踏まえ、マクロの視点で国際社会におけるモンゴルの地位、日本との関係を学ぶことで多面的・総合的な理解を図る。