ネパール・スタディ・プログラム ー 報告書「第2部 第2章 第3節 第4項 ネパールの生活環境」
執筆者:後藤 正太郎
問題意識及び問題意識をめぐる議論
- ネパールの生活環境を向上させるために必要な要素、特に衣食住、医療・保健といった人々の生活に欠かせないもの(密接に関連するもの)について学ぶ
- ネパールの生活環境に影響を及ぼす気候変動や環境問題の影響について学ぶ
- 上記より、以下7つのテーマを設定(医療・保健、水と衛生、食の問題、住の問題、気候変動、生活水準、治安)
ディスカッション内容
事前に考えた下記テーマから、東京会場及びオンライン参加者(2グループ)でテーマを選択した。
- ネパール(特に地方)にトイレを根付かせるための効果的な政策(アイディアでも可)を考えてください?
- Horror story系、経済的な利益、心理的な問題、イノベーション
- 医者を含む、ネパールからの高度人材の流出を防ぐためには、どうしたらよいでしょうか?
- 人材流出の原因は?教育費が高い。賃金水準が低いため高度人材がネパールに留まらない
- どうすればいいか?留学後に一定期間帰国することを条件とした、ひもづけの留学制度を策定する。
- 震災直後に発生した生活環境に関する問題は、ネパール以外の国でも起こるのか?
- バングラデシュの水災害などについて議論。
- 生活環境向上のための技術援助を現地に定着させるためには、どうしたら良いか?
問題意識に対する仮説
- トイレを根付かせるための法律(政策)が必要である。
- 主要産業である農業でイノベーションを起こすなど、国内で給料水準が高い仕事が必要である。
- 災害に対する意識は、それを経験してから得るものである。
参加者コメント
テーマが7つと多い中、どの資料もたいへん充実していて勉強になった。様々な観点から、日本の生活環境と比較することができた。