ネパール・スタディ・プログラム ー 報告書「第3部 第2章 第1節 第1項 運営統括」
執筆者:赤星 聖
班名:運営統括班 構成人数
渡航前:7名、渡航後:4名
体制概要
運営統括グループ(以下統括G)は、NSPプログラム期間全体を通して、全体の進捗管理、参加者情報の管理、各運営グループの連携・調整、および各グループへの助言を行った。
具体的な活動は、(1)NSP組織全体の構想、(2)各グループへのビデオ会議(Google Hangout:HOを利用)への参加・助言・進捗管理、(3)リーダー会議の企画・開催、(4)各グループの枠を越えた活動の調整、(5)渡航中の危機管理、などである。
活動記録
次年度への申し送り事項
良かった点 | ・各グループのHOに委員長または副委員長が参加したのは、具体的な進捗状況の確認、その都度での問題解決を行う上で有意義だったと思われる。 ・リーダー会議を実施することで、その中で目標および締切を設定し、運営を進めることができた。 |
改善点 | ・気軽に自由にコミュニケーションをとれる雰囲気作りを行うべきであった。参加者が打ち解けるのに時間がかかってしまったことは、プログラムを円滑に進めていくうえで障害になってしまったと考えられる。プログラム発足当初は、統括Gを中心として、HOを頻繁に行い(可能であれば、合宿など顔を合わせる機会)、参加者全員が自由に意見を出せる機会を数多く作った方がよい。また、少しまじめすぎて、遊び心がもう少しあってもよかった。 ・NSPとしてのビジョン・青写真を明確に打ち出すべきであった。各グループの活動が個々のものとなってしまい、有機的な連携を達成できなかった。 ・プロセス・マネジメントの強化が必要である。過度な負担を背負い、心理的に不安を抱える参加者がいたにもかかわらず、そのフォローが不十分なものとなってしまった。NSPでは、事実上1名のみで全体のフォローを行っていたことから、その仕組みづくりは急務であろう。関連して(統括Gを設置するのであれば)、役割分担を行い、各人が責任を持ってプロセスを進めるようにしたほうがよい。 ・渡航前統括Gの人数が多すぎた。経験を持った人は各運営グループに参加してもらい、実際に動かしていくという方が効率的であろう。他方、人数が多い割には常にキャパシティ不足でもあった。メンバーの予定確認は必須であった。 ・統括グループのTORを明確化すべきであった。他のグループから見てどこまで統括グループに頼ることができたのかが分かりにくかったと思われる。頻繁に各グループとの連絡を行うなど、コミュニケーションを密にとることが求められる。 |