パプアニューギニア・スタディ・プログラム - 報告書「渡航中:国歌」

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「すべての者よ、立ち上がれ」
ああ 立ち上がれ この土地に生きる全ての息子
私たちの喜びを歌うよ
神を賛美し歓喜し
パプアニューギニア

山から海に名を叫び
パプアニューギニア
我々の声を上げると宣言しよう
パプアニューギニア

良い 主に感謝する
彼の優しさは 知恵と愛
父親たちの 土地に
パプアニューギニア

また 全世界に叫べ
パプアニューギニア

私たちは独立しており 自由
パプアニューギニア
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参加者所感

パプアニューギニア独立国の国歌「すべての者よ、立ち上がれ」(O arise all you sons)は、パプアニューギニアが1975年9月16日に独立した年に国歌として制定された。

この曲の歌詞とメロディの作曲は、パプアニューギニアが独立する以前に委任統治していたイギリス海兵隊・オーストラリア国防軍によるものだ。国歌創作の過程をみても、パプアニューギニアは内からの独立ではなく、宗主国による外からの圧力により国家が建設された様子が伺える。

11月にパプアニューギニアで開催されたAPEC(アジア太平洋経済協力会議)でももちろん、国軍軍楽隊により国歌が演奏された。こちらの軍楽隊の指導を担ったのは、日本の自衛隊である。渡航最終日に指導リーダーを務めていらっしゃる航空自衛隊の方とお話させて頂く機会があった。練習開始当初は軍楽隊のメンバーが練習をボイコットしたり、態度が良くなかったりなど、指導に苦戦したと仰っていた。

しかし、時間をかけて信頼関係を築くことで会議開催が間近になった頃には、自衛隊の指導員に頼らずとも自主的に練習に励む隊員が増えていき、演奏にもまとまりが生まれてきた。

話が少し逸れてしまったが、このようにパプアニューギニアの国歌演奏に自国の自衛隊の方々が協力していることを知り、身近に感じるきっかけとなった。皆さんにも一度聴いてみて頂きたい。