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ホーム > スタディ・プログラム > MySP >報告書目次>4.2. 教育班

国連フォーラム主催
「みんなでつくる」 ミャンマー・スタディ・プログラム(MySP)
活動報告書:4.2. 教育班


 

4.2.1. 特定非営利活動法人ジャパンハート

日時:11月28日
場所:特定非営利活動法人ジャパンハート,教育施設「Dream Train」
担当者名:坂田 幸美さん

−ブリーフィング内容

ジャパンハートの運営する教育施設、Dream Trainを訪問しました。ジャパンハートは2011年から活動を始め、現在では218名の児童を人身売買などの危険から守るため両親より引き取り、Dream Trainで生活を支えていました。特徴的なのは、児童の9割は実の両親がいるということでした。周囲の環境が原因で、やむを得ず児童を預けているというケースも少ないとのことでした。

–質疑応答

Q. 日本企業にとっての障害
A. 金融機関が整っていない、不動産価格が高い等、信用に対するコストが高く、先進国のような活発な市場になるには時間を要する。
Q. 東アジア地域包括的経済連携(Regional Comprehensive Economic Partnership)等外部連携への政府の姿勢
A. 今は国内の整備に注力しており、広域経済連携に対する姿勢は相対的には弱い。

−参加者の声

・ブリーフィングで学んだこと/発見したこと/面白いと思ったこと/疑問に思ったこと/もっと知りたいこと
施設を見学して最初に印象に残ったのは、皆礼儀が非常にしっかりとしているということでした。目が合えば、「ミンガラーバー」と挨拶をしてくれ、礼儀正しいことに驚かされました。次に、給食も自分が想像していたものとは異なっていました。白米に鶏肉を煮たもの、そしてスープとこれもまた想像とは異なっていました。さらに白米はおかわりが可能で、育ち盛りの児童たちには嬉しい環境だと感じました。何故このようなことが可能かというと、それは日本の支援者のおかげとのことでした。遠く離れた日本から寄付することが、実際に現地の人々に大きな影響を及ぼしていることを実感しました。

・これから自分のキャリア(仕事でも勉強でも)に活かせそうだと思ったこと、どう活かせると思ったか
それまで私は、実際に現地にいって何か直接的に役立つことをすることが一番だと考えていました。しかし、この見学を通して国際協力には様々な形があり、それぞれが意味のある働きをしていることを実感しました。

 

4.2.2. 寺子屋

日時:11月28日
場所:Natmauk Baka Kyaung (ヤンゴン郊外)
担当者名、所属: U Nya Naさん(ご住職)

–質疑応答

ミャンマーの公立小中高は授業料無償とは言っても制服代やテキスト代など費用は高く、公立小中高に通えない子供たちが通っているのが寺子屋学校です。そのため、寺子屋学校は貧しい子供たちが教育機会を得るための場所となっています。

−参加者の声

・ブリーフィングで学んだこと/発見したこと/面白いと思ったこと/疑問に思ったこと/もっと知りたいこと
 訪問した寺子屋学校は生徒数274人に対して教員が13人で教員不足という問題を抱えていました。日本の教員一人に対する生徒数(約17人)と比較するとその差は大きいことが分かります。また、進級システムに関しても日本とは異なりました。ミャンマーでは小学校から高校まで毎年進級テストがあり、寺子屋学校においては小学校から中学校に進級できる生徒は90%、高校を卒業できる生徒は中学校に入学した生徒の50%だと言われています。教育改革にも関心が高まっているミャンマーにおいて、どのような形が理想の形なのか考えさせられました。
  そしてこの寺子屋学校は、大同生命の100周年記念事業として大同生命国際文化基金より寄贈されたものでした。ご住職さんをはじめ皆さんが温かく向かい入れて下さり、日本への感謝の意を伝えて下さいました。1日本人として誇らしく思ったと同時に、このようなソフトな形を通じた友好関係の構築の意義を肌で感じることができた経験でした。