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国連フォーラム主催
「みんなでつくる」スリランカ・スタディ・プログラム(SSP)
第1章 SSP運営組織構成、および運営スケジュール
第1節 はじめに
当章では、「みんなでつくる」をモットーとしているSSPが、2015年1月に訪問先を決定後、どのような運営体制を構成し、どのような運営プロセスによって実施がなされていたのかを紹介・報告する。具体的には、各組織の役割および運営における業務内容、スリランカ渡航時のロジスティクスなどを、スケジュールとともにご紹介する。また、各組織の業務内容については、次年度引継ぎの意味を込めて、実施内容のうち、次年度の参考となりそうな内容、具体的には推奨できる内容および各チームの教訓をご紹介する。
第2節 SSP組織構成・運営スケジュール
第1項 全体組織図・各班の職掌当プログラムでは、渡航前(渡航中)・渡航後の各段階において、プログラムメンバー全員が少なくとも1つの組織に参画し、渡航に向けた準備および、渡航後の学びのまとめを行った。上記に加え、渡航前・渡航後を通じてスリランカについて様々な視点から勉強をする「勉強会」を設けており、各メンバーは上記の組織に加えて、少なくとも1つの勉強会に参画し、スリランカへの理解を深めた。
当項では、 渡航前・渡航後の組織図および各組織の主要業務(勉強会の組織の場合は主な勉強内容)をご紹介する。
1. 渡航前 組織構成
1-1. 組織図 ※括弧の中は人数
1-2. 活動概要
※基本的には1人1組織であるが、掛け持ちの担当者も存在するため定員の合計とプログラム全体人数は一致しない。
組織名 |
主要業務(TOR) |
---|---|
会計班 (5名) |
予算の策定、集金、支払、返金等を実施 ※なお、この班は各渡航ルート(2つ)別の担当に分割 |
企画班 (20名) |
渡航中のプログラム策定、関係者との交渉およびロジスティクス ※なお、この班はコロンボ・北部地域の2つの地域別担当に分割 |
危機管理班
(4名) |
安全上の問題点を調査し、他地方班等に情報を共有する スリランカで生活をする上でのリスクを考え、防止、対策立案 |
広報班 (10名) |
SSPの活動の発信、参加者のSNSにおける発信のガイドライン策定、国連フォーラムオフ会での発表準備・実施 |
勉強会班 (4名) |
各勉強会の実施準備の進捗確認・調整、第5回勉強会の実施 |
保健班 (3名) |
健康上の留意点を調べ参加者に周知(特にワクチン関連) 予防接種の情報提供・摂取状況確認、海外渡航保険の加入状況確認等 渡航中には、健康状態の把握、改善、緊急事態等の対応 |
1-3. 勉強会・活動概要
※基本的には1人1組織であるが、掛け持ちの担当者も存在するため定員の合計とプログラム全体人数は一致しない。
組織名 |
主な内容 |
---|---|
平和構築 (10名) |
紛争予防と平和構築の実現 |
経済 (12名) |
後発開発地域(地方・紛争影響地域)に配慮した経済成長の促進 |
教育 (9名) |
教育の切り口から捉えるスリランカの発展 |
環境 (4名) |
環境から考える持続可能性 |
脆弱班 (11名) |
社会的弱者(帰還民と国内避難民、女性・子ども)の保護と支援や格差の是正 |
2. 渡航後 組織構成
2-1. 組織図 ※括弧の中は人数
2-2. 活動概要
※基本的には1人1組織であるが、掛け持ちの担当者も存在するため定員の合計とプログラム全体人数は一致しない。
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---|
2-3.勉強会・活動概要
※渡航後における勉強会は任意参加としているため、定員の合計とプログラム全体人数は一致しない
組織名 |
主な内容 |
---|---|
平和構築
(10名) |
紛争予防と平和構築の実現 〜紛争の再発を防ぐための移行期正義の実現と格差の是正〜 |
持続可能な
社会 (17名) |
継続的な経済成長を実現するための持続可能な社会のありかたの検討 〜国家の政策、人材育成、資源活用と環境保全という3つのアプローチから〜 |
第2項 プログラム運営スケジュール
当プログラムでは、上述の組織構成に基づき、渡航までの準備・渡航後の振り返りを実施した。当項では、 上述でご紹介した組織が、どのようなスケジュールで運営がなされたかについてご紹介する。
プログラムは大きく3つの時期に分けられる。1点目は、タスクフォースが中心となって渡航先・応募要項・参加者を決定した時期(2015年1月〜4月)、2点目は、参加者が決定した後、実際の渡航までの準備および実際の渡航時期(5月〜9月)、3点目は、渡航後の、渡航前に感じていた問題意識や渡航時に直接目で見て感じたことをまとめる時期(9月〜2016年3月)である。渡航前・渡航後ともに、プログラム参加メンバーが複数の班に分かれ、各班の班員が主体的に活動を定義し、プログラムを運営していった。主な活動内容は、下記「プログラム運営スケジュール」をご参照いただきたい。また、活動内容詳細(教訓など)については、次章以降にてご紹介する。
プログラム運営スケジュール
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