カンボジア・スタディ・プログラム - 第3章第4節第5項:クーレン地区のフィールド・ファーマー・スクール訪問

第5項:クーレン地区のフィールド・ファーマー・スクール訪問(フィールド・ファーマー・スクール実施者宅を訪問)

現地での参加状況

現地プログラム3日目の11月20日(火)10:00~12:00、Kulen地区Kulen Chenung村にあるフィールド・ファーマー・スクール(The Vegetable Farmer Field School)を訪問し、参加者は、このプロジェクトの目的や運営状況を伺いました。校内の農園を訪れ、どのような農業技術を使って作物が栽培されているのかを見学しました。本プロジェクトは、民家の敷地の一角にある畑を実践的な学校とし、農家を自立させ、持続可能な農業の仕組みを作ることを目的としていました。そのために、学校では、FAO職員や農業の専門家が現地農家に対して、農業製品の生産における技術的サポートを行っていました。

CSP参加者感想①:窪 健志さん

MALISプロジェクトの一環に属する自治体の方のお話を伺い、ファーマー・スクールを訪れた。日本における地域福祉の考え方は、国際協力のコミュニティに関する事業とリンクする部分が大きい。そう強く認識する機会であった。コミュニティを通しての自助努力、そのプロジェクトの作り方など、大学の地域福祉の授業でマッチし過ぎていて、帰国後とてもこの講義が面白くなった。

また、ファーマー・スクールでは晴天のもとで緑がきれいに映えるいろいろな農作物を見せていただいた。魚をあたえるのではなく、魚の釣り方を教える、とよく言われるように農業の技術を教える場。敷地もそんなに大きくなく、規模はめちゃめちゃ大きくはないが、そこで得た技術を生かすことで彼らの生活が向上していく、とても意味の大きい場所。その現場で、かじらせていただいた瓜?はとてもみずみずしく美味しかった。太陽の味がした。笑

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CSP参加者感想②:瀧澤 菜美子さん

案内された敷地の入口付近にある、さほど広くないスペースには板の壁で仕切りがされており、天井にもしっかりネットがはってありました。中に入ると何種類かの作物が育っていましたが、2m前後ありそうな高い棚は、キュウリ。といっても日本のものより大ぶりで、色も薄い瓜のよう。そして、同様にかなり大ぶりなインゲンがあり、もいで食べてよいとのこと。一口かじると太陽をたっぷり浴びた青く力強い味でした。他に、青菜も育っていましたが、これらの野菜はすべて有機栽培とのこと。近隣の住民が週に一度通って来て、入口にあったようなネットをかける等の具体的な栽培方法、加えて出荷等についての指導を受けているとのことでした。

この事業の目的はファシリテーター育成にもあり、栽培方法も人材育成の面でも、その土地に合わせた持続可能な方法が確実に土地に根を張っていると感じました。技術を学び広げていく村の方々の努力もそうですが、住民の方々に寄り添って目線を合わせ協働し、細かくケアをしているFAO職員の方々の姿には頭がさがり、感動しました。

写真③
写真④
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