カンボジア・スタディ・プログラム - 第4章第5節:現地での保健・健康状況

第5節:現地での保健・健康状況

総括

途上国では環境や気候、衛生状態、食事等が異なり、更に旅の疲れから日本では症例の少ない感染症に罹患すること、体調を崩すことが考えられた。その為準備段階では、現地で罹患する可能性のある感染症についての知識を深めるとともに、起こりうる症状に対する正しい対処法を学んだ。そして必要な薬剤、皮膚保護材等を調達し救急箱を準備した。また、どんな症状が出たら医療機関への受診が必要なのか、ということについても情報収集した。

現地で多く見られた症状は下痢、便秘であった。下痢に対しては脱水予防を目的としたこまめな水分の摂取を呼び掛けるとともに、だるさや発熱のある参加者には経口補水液(Oral Rehydration Solution :ORS)を使用した。また便秘に対しても十分な水分の摂取と経口整腸剤を使用した。

毎朝参加者へ紙を配りその日の体調を記入してもらうことで一人一人の体調を把握することが出来た。しかし体調が悪くても我慢してしまう参加者もおり、今回受診が遅くなることがあった。そのため今後の課題は、どのように受診が必要と判断するのか、という点ではないかと考えられる。係は受診が必要とされる基準を把握した上で、病院へのアクセス等を考慮に入れた判断を現地の方と情報交換しながら行っていく必要がある。また、係から声を掛け参加者の状態を細やかに把握しようとする姿勢が大切である。