ミャンマー・スタディ・プログラム - 参加者紹介「第6回 中原隆伸さん」
「みんなでつくるの醍醐味」
所属:INTERSOS(イタリアのローマに本部を置く、国際NGO)
MySP担当班:すいません、こんなんですけど委員長やってます。
いきなりですが皆さん、今「趣味」ってお持ちですか? 「私の趣味は○○です」ってパッとすぐ言える人というのは、職場ないし学校以外に自らが没頭できる世界をお持ちだという事で、それだけで幸せである(少なくとも、不幸ではない)のだろうな、と思います。
私にとって、今、MySPはそんな「趣味」になってしまっています(笑)。日曜でも平日と変わらない時間「仕事した―」と思ってしまう位、MySPにのめりこんでしまっていますが、まあそこまでするかどうかはともかくとして(笑)。
要するに「MySPって面白いよー」、と伝えたかったのです。
南スーダンという遠隔地で、周りはイタリア人だらけの団体で働いている私にとって、日本人と話す機会がなかなかないのは事実だし、そんな中で、7月から今まで知らない人ばかり30人以上と仲間になりました。いろいろな人がいますし、それぞれ所属する班とか、住んでいる場所とか、社会人か学生かとか、みんな違ってみんないいと思うのですが、それぞれのモチベーションの下に、現地渡航という一つのピーク(あくまで、「一つの」ピークでしかないのですが・・・)に向かってみんなでひた走っています。
そんな個性的な仲間たちと、最初から最後まで、何も衝突なく行くわけはなく、時に真剣に議論しつつ、「俺も最近Takaさん化してきちゃったよー」(=おやじギャグ言うようになったよ、という意味)と某メンバーにネタにされつつ、某副委員長には時に「はいTakaさん、○○でおやじギャグをお願いします!」とか無茶振りされ、いろいろと波乱万丈ありつつも、それでも、私はこの仲間たちとの旅をとても楽しんでいます。
なぜなのでしょう?
それは、やはり、この大人数のみんなが、一人一人、それぞれの理解の基に、「みんなでつくる」ミャンマー・スタディ・プログラムを実践しようと、真剣に、真摯に向かい合ってくれているから、だと思います。
「みんなでつくる」の定義とは、なんなのか?
私は、「MySP」という略称に、それが典型として表されていると思っています。
例年通りで言えば、「Myanmar Study Program」の頭文字でMSPとなるはずが、去年たまたまモンゴルに訪問してMSPだったもんだから、2年連続でMSPはややこしすぎだろうという理由で何か差別化を図らなければいけなかったんですが、命名者として、この「MySP」という名称、私は実はすごく気に入ってるんですね☆
なぜか。 参加者みんなに、「このスタディ・プログラムは、私のスタディ・プログラムなんだ」と、当事者意識をバリバリむき出しにして、プロセスに参加してもらいたい―。 そういう、私の願いを見事に体現してくれている名称だと思うからです。
「みんなでつくる」このスタディプログラム、途中でいろいろと大変だと思う事もあると思います。参加者の皆さんの中には、プレゼンの準備で徹夜に近い思いをしたり、慣れない国連機関との交渉やお金を預かる業務で神経をすり減らしたり、「ツラいな~」なんて思う時もあると思います。 でもね、最後の報告会・報告書まで、手を抜かずに、全力でやり抜いてみて下さい。 絶対に、一生忘れられない思い出と、他のプログラムでは望むべくもない圧倒的な経験値と、かけがえのない友人と、他にもいろいろなものがきっと手に入ると思います。
今、これを読んで頂いている、MySPに現在のところ、参加頂いていない皆様。
国連フォーラム主催「みんなでつくる」スタディ・プログラムは、2010年の東チモールを皮切りに毎年実施されています。来年(2015年)の事を話すと鬼が笑うなどと言いますが、来年も間違いなくこのプログラムは続きますし、ていうか私が続けさせます(笑)。
毎年毎年進化しているこのプログラム、来年初頭には訪問する国を始め、より詳細を明らかにできればいいなと感じていますので、国連フォーラムのホームページやFacebookページ、Twitterなど含めて是非ご覧になってみて下さい☆ それと、『来年はここの国に行ってほしいです!』なんて意見も絶賛受け付けます☆
来年には皆さんと一緒にプログラムを創っていけること、みなさんに「みんなでつくる」を体感してもらえること、とっても楽しみにしています。