ミャンマー・スタディ・プログラム - 参加者紹介「第11回 久保健一郎さん」

「期待していた事と期待以上だった事」

所属:International institute for management development

MySP担当班:ロジ・会計班

写真①

初めまして、久保健一郎と言います。

2015年からスイスに留学予定で、その入学前の期間でMySPに参加しています。

もともと公衆衛生に興味があり、社会全体の健康をビジネスという手段で、変えられないかと考えキャリアを選んできています。留学という人生の転機を前に、普段日本で生活していては中々見る事ができないミャンマーの実態を見る事で、留学後のキャリアに良い影響があることを期待しています。

元々、大学では歯学部で、歯科を勉強していました。臨床医として仕事をする事は患者さんに直接役に立つ事ができるので、魅力的な仕事だと思っていましたが、もっと他にできる事があるのではないかといつも考えていました。そんな中、ベトナムでの結核対策のインターンに参加しました。事前に資料等を読み込んで、状況は理解しているつもりでしたが、劣悪な衛生環境や実際の患者さんを目の当たりにして、大きくショックを受けた事を今でも覚えています。

その際、ビジネスのバックグラウンドを持ってプロジェクトに参加している人がいて、臨床医や研究者とは違う価値を出していました。彼を見て、ビジネスという手段に興味を持ちました。目の前の患者さんを治療するっていう道以外にも、もっと色々な関わり方で健康を改善する事ができるのではないかと思ったのです。その後、消費財メーカーのインターンに参加し、ビジネス自体にも面白みを感じ、健康×ビジネスの領域で自分の出せる付加価値は無いだろうかと考えるようになりました。結果、歯科医師免許は取得したものの、数年、外資系コンサルティング会社でビジネスの経験を積み、製薬メーカーでマーケティングの職につき、今は留学前の準備段階にいます。

ベトナムでの経験が自分の人生を大きく転換させてくれたように、今回のミャンマーで、実際に体験したり、国連の方に話を伺ったりする事により、留学後の人生の選択に大きな影響がある事を期待しています。また、実際に準備等の活動を始めていて思っているのは、その影響を受ける人の中にMySPのメンバーも含まれるなぁと思っています。ただお金を払って行くだけのスタディツアーと違い、自分にないものを持っていてどっか尖ったチームの皆と活動する事で、自分もまた少しずつ変わっていっているのかもしれないなと楽しんでいます。