バングラデシュ・スタディ・プログラム - 報告書:参加者の声

参加者の声

佐藤 純平(社会人)

参加動機

元々国際援助に興味を持っていましたが、実際に途上国へ訪れたことはマチュピチュ観光で行った南米以外は経験が無く、暮らしを体験することや、国際援助の定義を具体化することを目的に今回参加しました。また、国際機関の仕事に憧れ、大学生の頃はアメリカの国際機関でインターンシップをしましたが、実際に援助先の国で働く国際機関の職員の方々にキャリアや仕事について話を伺う貴重な機会だと考え、渡航したいと考えました。さらに、気候変動対策に関わる仕事をしているため、自然災害のリスクが世界でも非常に高いバングラデシュへ行き、現状を知ることも今回の目的でした。

参加してみて

援助・開発とは、"人々が選択肢を持ち、声が挙げられる環境を作る”ことが一つの定義であると学びました。上記は、地方を訪れた際、人権保護を行う小さな現地の団体の会合に参加した時に団体のリーダーが発した言葉です。また、地方で活動しているNGO等の団体が外部から援助を受けにくい理由の一つとして、信頼性の課題が前提として存在しつつ、"援助を受けるべき客観的な理由”が示せていないからだと考えます。例えば、適応策の導入効果を現地の方々へ聞くと、"farmers are happy”程度の回答であったため、投資に対する効果が外部から判断できないことが課題だと感じました。最後に、現地で私が見た方々は皆さん笑顔であり、真摯に当方と話をしてくれ、街中で困っていた当方を助けてくれ、バングラデシュの人々が好きになりました。開発を通じて私の笑顔も増えたことが、開発に関わる意義の一つかと考えました。

参加を迷っている方へのメッセージ

大学生の方々にとっては、かなり珍しい夏休みの思い出になり、自分と同年代の若者が他の国でどう生きているのかを学べ、更に経験豊富な社会人とフラットに話しキャリアについて聞くこともできるため、非常に実りの多い機会と考えます。社会人の方々にとっては、今後の自分の仕事に活かせるような貴重な経験を得られることや、今後のキャリアについて考えている方々と話し合う機会ともなるかと考えます。

ともよ(社会人)

参加動機

「聞いたことも想像もつかないところに行ってみたい!」という好奇心と今後のキャリア形成に向けたヒントを得たいと思い参加しました。応募前はバングラディシュと聞いても地図の場所もどのような文化的背景を持つ国かも分からない状態で、事前知識のないまま応募しても良いのかなと少し不安に思っていました。過去に何度もこのプログラムに参加している友人が、一年かけて一つの国についてひも解くプロセスが面白いと生き生きと話してくれたことが参加の後押しになりました。また、私自身国際協力に関するキャリアを積むことを希望していますが、まだフィールドでの経験を積めていません。第一歩として、このスタディプログラムがフィールドでの開発の現場を知る良い機会になるのではと思い応募を決めました。

参加してみて

現地に行くまでは、正直おっかなびっくりでした。バックパックにたくさんの虫対策グッズを詰め(現地は蚊媒介感染症が流行っているから気をつけてと会う人にこっぴどく言われました)どんなお腹の痛みが襲ってきても対策できるように胃腸の薬を携えて、大丈夫かなぁと思いながらの現地入りでした。終わってみれば、現地渡航は楽しかった!の一言につきます。行く先々でスタディプログラムメンバーの皆と支えあえ、訪問機関の方々、ホテルのスタッフなど皆さんが大変良くしてくださり、すっかりバングラディシュの人々、文化、食などが大好きになりました。

参加を迷っている方へのメッセージ

所謂アラサーのお年頃になると、学生時代と異なって新しく友だちをつくることが難しいとよく言われます。私はこのプログラムを通じて、志や趣味を同じくする仲間と出会えたことも大きな財産だなと思っています。最後に私がスタディプログラムへの参加を迷って友人に相談した時に、彼女が伝えてくれた返事をそのまま皆さんにもお伝えしたいと思います。あまり心配しすぎず、深く悩みすぎずに、行ってみたい!と思ったら直感のままにぜひ応募してください。皆さんのご参加をお待ちしています。

牛丸彩(まる)(大学院生)

参加動機

「途上国や貧困といった、個人の努力だけでは解決が難しい厳しい現実が、今も世界には残っていることに強い違和感を抱いていたこと」、また「自分が生まれ育った環境とは大きく異なり、想像することさえ難しいからこそ、その実態を知りたい」という思いから、途上国に関心を持ち、研究をしています。これまで研究を通して知識を深めてきましたが、実際に現地を訪れた経験がないことにどこか物足りなさも感じていました。そのため、実際に途上国の現状を自分の目で見て、自分なりに途上国との関わり方を考えたいと思い、今回の参加を決めました。

参加してみて

他の参加者に初めて会った時、社会人や違う分野の学生など様々なバックグラウンドを持つ人が、各自の視点から途上国に関心を持って、こうして集まっていることに驚きました。また、参加前は「途上国と関わっていくには、国際協力の分野に入り込んでいないといけない」と考えており、自分で視野を狭めていました。しかし、渡航前の勉強会や参加者との交流を通して、もっと多種多様な方法で柔軟に関わることも可能なのではないかと考えるようになり、より一層、国際協力や途上国への関わり方に対する考え方が広がりました。

参加を迷っている方へのメッセージ

大学という限られた人間関係の中で過ごしている私にとって、このプログラムの活動で様々な考え方・生き方に触れたことは、自分の将来を考えるうえで大きな意味を持つ経験となりました。渡航そのものはもちろん、勉強会やミーティングを通じた他の参加者との議論や、考えの共有・受容は、とても刺激的で有意義なものだったため、少しでも関心を持っている人は飛び込んでみてください!