パプアニューギニア・スタディ・プログラム - 報告書「渡航中:パプアニューギニアの伝統料理」
このコラムでは、私自身も実際に食べた三つの伝統料理について書いていく。
ムームー:この料理をつくる際、まずは焼石が行われる。十分に石が温まったら、バナナの皮に包まれた芋、野菜、肉などをドラム缶のような容器に入れ上下から焼石で挟み蒸し料理にする。蒸すことにより食材がふっくらとし、最高に美味しい。
(村でいただいたムームー)
アイギール:調理方法はムームーと同じだが使う材料が少し違い、青菜やバナナをココナッツミルクやニンニクに浸して味付けをする料理だ。
カッサバ:こちらは正確には料理名ではなく、キャッサバ芋のことを指す。日本ではタピオカとして有名な芋の一種で、パプアニューギニアでは主食の一つになっている。
参加者所感
今回の滞在では、ラバウルにあるマチュピ村、ポートモレスビーでの小学校見学時と2回も伝統料理を食べる機会をいただいた。どれも美味しくて、昆虫など普段の日本で食べない一風変わった食材に出会うこともなかった。
私たちが村に行くと特別なゲストとして扱ってくださり、食べきれないほどの大量の料理をテーブルいっぱいに並べて歓迎してくださった。
ただ、村人が毎日そんなに豪勢な食事をしているわけではもちろんなく、普段は一品だけ、例えばご飯の上になにかおかずが乗ったワンプレートの食事だそうだ。
ブダル大学訪問時には、学生食堂で学生が食べているものと同じワンプレートのご飯をいただいた。昼食として大満足の量と質で、ありがたいことに大学での昼食を含め食事に困ることなく、むしろ体重が増加して滞在を終えてしまった。
(テーブルいっぱいの伝統料理)