ルワンダ・スタディ・プログラム - 報告書「2.16.DMM Africa」

写真①

1.訪問先

DMM Africa

2.該当テーマ

IT/経済・産業

3.組織概要(事業目的、ゴール等)

インターネット動画配信等エンターテイメント事業を中心に展開するDMM.com社のアフリカ事業展開を目的とした組織。
実際には以下の事業が現在展開されており、ルワンダでは以下①、②の事業が行われている。

  • 1 DMM.HeHeによるルワンダでのEコマース事業
  • 2 AC Groupによるキガリ市内バスへの電子マネーシステムの導入事業
  • 3 デジタルネイルプリンターの販売等美容ビジネスの展開(DMM.Biyo)
  • 4 日本企業の海外進出支援事業(DMM.Afirca BizArch)
  • 5 アフリカと日本をつなぐイベント、スタディツアー等の企画(Africa Membership Club)

4.ブリーフィング、プロジェクト訪問において説明された内容・質疑応答の詳細

この度の訪問ではDMM.HeheのCFOの一宮暢彦氏にお話を伺った。

<DMM.Afirca:ルワンダ拠点の活動内容>

ルワンダでは2つの現地企業(※)を軸に事業を展開しようとしている。

(※)DMM Hehe(DMM.com100%子会社)、AC Group(DMM.com50%超子会社)

DMM.Hehe:現地のにてICTの技術力を得るため前身となるHEHE labsをDMM.comが買収し、DMM.Heheが設立される。

現在はEコマース事業を展開予定。ECサイトの展開にとどまらず、流通の部分まで一貫してサービス提供することで付加価値を提供。 現在ECサイト掲載の店舗は3社のみでるが、2017年12月までに50社 とすることが目標

AC Group ルワンダの首都キガリを走る公共バスの決済に電子マネーを導入。(一方ルワンダの人々はまだまだ現金主義のため、課題が多いとのこと。)

<ルワンダをアフリカの拠点として選ばれた理由>

国自体が海外企業の誘致を推していて比較的設立しやすかったこと、また、ICT立国を国が掲げていること主要因。 その他、ルワンダがアフリカ中央に位置しており、ルワンダで軌道にのった事業を他アフリカ諸国に輸出しやすい点が(ハブ拠点としてのルワンダ)あげられる。

<アフリカでのビジネス展開の仕方について>

シンプルな技術をもって、パイロット的に企画を回し成功する仕組みを模索することが重要とのこと。なお、日本で展開中の事業の輸出は検討されておらず、その土地に即した事業の展開を画策している。

<アフリカで働く際に求められること>

現地のスタッフは大企業で働いていたことがない人が大部分のため、大きな組織で 働いたことがある日本人は重宝される。特に会計やM&Aの知識がある人は貴重。

<ルワンダ人とともに働くことについて>

日本人のようにハードワークできる人が多い。 また本音を聞き出しにくい場面が多い点も日本人に似ている。 女性の活躍が目覚ましいことも実感できる。

5.参加者所感

小さなパイロットを複数上げトライアンドエラーで成功する仕組みを検討し、 最終的にはルワンダ以外の国にも輸出するという目標を持つビジネスプランに希望を感じた。 またフロンティアであるルワンダをアフリカ進出の第一歩とすることは、リスクは伴うもののハイリターンであると感じた。 一方投資体力のある日本の大企業でさえ、アフリカ自体をビジネスの場としてみなしていない企業が多く、アフリカ諸国が日本企業誘致に必要な要件は何であるのか具体的に勉強したいと思えた訪問であった。