ルワンダ・スタディ・プログラム - 報告書「2.8.Klab」

写真①
写真②
写真③

1.訪問先

Klab (knowledge lab)

2.該当テーマ

IT/経済・産業

3.組織概要(事業目的、ゴール等)

Vision2020の中核である「knowledge based economy」の確立を目指し設立されたテクノロジーハブ。エンジニアだけでなく、学生、ビジネスパーソンも集い、ICTを用いたビジネスモデルを検討している。

JICAもその設立・運営に大きく貢献している。

アプリケーション開発(コーディング)だけでなく3Dプリンターやドローンといった最新機器の開発も行っている。

また小学生を対象にしたIT教室(Javaコーディングについての授業等)やワークショップ等も行い、ICT教育の観点でも貢献している。

URL:https://klab.rw/

4.ブリーフィング、プロジェクト訪問において説明された内容・質疑応答の詳細

Klabの施設は2パートに分かれて構成されており、今回の渡航では各パートの紹介をしていただき、またKlabエンジニアの方からお話を伺った。

  1. 施設紹介(パート1)
    • パート1では、3Dプリンターやドローン等最新のICT機器の設計製造が行われていた。
    • 3Dプリンターでは繊細で複雑な小さな部品を作るものから、家の建設資材を一枚板から切り取りだす大きなものまで実用化されていた。
    • ドローンのコーナーでは農業の現場で活用できるもの(農薬の散布を行う等)のプロトタイプが製造されており、実用性の高さがうかがえた。
  2. 施設紹介(パート2)
    • ここでは複数のエンジニアが集い、Java等の言語を使用しアプリケーション構築を行っていた。オフィスはアメリカシリコンバレーにあるテック企業さながら開放感があり洗練された印象を受けた。
    • こちらでFAO企画の農業用携帯アプリの構築を担当している2名のシステムエンジニアにお話を伺った。
  3. システムエンジニアのお話
    • 経歴
      • 二名ともアメリカの大学にて情報処理を専攻し、そこでJava等システム開発の技術を身に付けた。
      • 卒業にあたりルワンダへ帰国。
    • なぜ帰国を決意したのか
      • ルワンダを自分たちの手で発展させたいと強く思ったからとのこと。また彼らのようにルワンダ国外の大学を卒業した人のうち、母国のために帰国を決意する人は多いとのこと。

5.参加者所感

FAOのプロジェクトとして開発中である農業用アプリケーションの画面や内容を伺い、ITレベルは私たちの想像以上に高いことが一番驚きであった。実際に開発を手掛けるエンジニアの方に伺うとアメリカの大学院でIT知識を学んだとのこと。卒業後アメリカに残ることもできたはずなのに、ルワンダに戻ることを決意したその背景をもう少し深堀りしたいと思った。また、帰国した彼らがどのような社会的地位(年収等)を実際に得られているのかが気になった。また海外経験のある彼らと、国内の高校・大学を卒業した若者に経済格差があるのか気になった。

執筆者:藤居 由依