ルワンダ・スタディ・プログラム - 報告書「2.9.国連開発計画(UNDP)貧困撲滅プログラム」
1.訪問先
UNDP(貧困撲滅プログラム)
2.該当テーマ
開発、貧困撲滅
3.組織概要(事業目的、ゴール等)
UNDPは、ルワンダで持続可能な開発目標(SDGs: Sustainable Development Goals)の達成等の目標に向けて多くの活動を実施している。UNDPルワンダでは特に5つの分野に重点を置いて活動しており、貧困撲滅はそのうちの一つ。
4.ブリーフィング、プロジェクト訪問において説明された内容・質疑応答の詳細
- UNDPの貧困削減ユニットにご案内頂き、Klabとユースセンターを訪問した。
- Klabはキガリに本部を置く、起業家のためのオープンスペースで、Fablabに隣接している(Klabのkはknowledgeのkで、知識を生み出す場所。Fablabは若者がideaを創りだす場所である。)。大学との連携等も積極的に行い、新しい仕事を創る場所として広く使われている。
- ユースセンターは、日本で言う児童館のような要素と研修施設を兼ね備えた場所であった。女性のリーダー研修、ICT研修、HIV感染予防などの活動について紹介頂いた。女性のリーダー研修では、自分に自信が持てるようになることを目指し、模擬面接等も実施していた。ICT研修では、MicrosoftやSNSの使い方の講習をしていた。
5.参加者所感
- Klabには、バーのような空間や開放的なベランダ、卓上のサッカーゲームなど、作業が煮詰まった時のリラックスや雑談を兼ねてのブレインストーミングに適していると思われる環境が整っており、一件意外に思われるが作業の能率向上や自由な発想、イノベーションには適した環境なのかなと感じた。
- ユースセンターは学校帰りの子どもたちが多数遊んでおり、子どもたちの居場所にもなっていると感じた。施設では、希望者を対象に性教育やICT教育、ドラッグ予防のキャンペーン等もやっているようで、子どもたちがdropoutしないような施策を、地域レベルで国連として取り組んでいることを感じた。