スリランカ・スタディ・プログラム - 報告書「はじめに」

はじめに

スリランカ・スタディ・プログラム(SSP)報告書をご覧になって頂いている皆様、

SSPにご興味を持って頂き、誠にありがとうございます。

2014年末、当時の中心メンバー間で「2015年のプログラムで訪問する国をどこにするか」議論を開始してから、早いもので約一年。報告書の発表まで漕ぎ着けることができ、本当に嬉しく思います。

SSP含む国連フォーラム主催のスタディ・プログラムの持つ、一番大きな特徴は、やはり「みんなでつくる」というコンセプトだと思います。例えば、2015年5月から9月上旬まで、参加者全員が様々な班に別れて渡航準備を行いました。「渡航準備」と言葉にすればたったの漢字4文字ですが、実際には事前の学習、国連機関への訪問要請、安全・保健面の確認、ホテルや現地交通手段の確保、予算案の策定、そしてそれらを知ってもらうための広報など、本当に多種多様な作業があります。いろいろと紆余曲折、艱難辛苦(?)を乗り越え、みんながしっかりと準備をしたからこそ、現地渡航が非常に実りあるものになり、なおかつ全員が無事に帰国することができたと思っています。

この過程で生まれた一体感は、渡航後も色あせることなく続き、「さらに学びを深めよう」「さらに多くの人にSSPの素晴らしさについて知ってもらいたい」という思いで、SSP参加者一同、努力して参りました。この報告書は、まさにその一つの結晶といえるでしょう。皆様にも、そんなSSPの素晴らしさに、この報告書できっと触れて頂けるものと確信しています。

末筆になり大変恐縮ですが、ご多忙な中で我々の訪問を受け入れて頂きました各機関の皆様。

皆様の寛大なるご協力があってはじめて成り立ったプログラムです。心より御礼申し上げます。

2015年12月

国連フォーラム主催
 「みんなでつくる」
スリランカ・スタディ・プログラム

実行委員長 中原 隆伸

写真①