ミャンマー・スタディ・プログラム - 振り返りエッセイ「No.2 千葉郁」

10年後の私へ&MySPのメンバーへ

所属:ソウル大学院国際大学院国際地域学専攻 修士課程1年

No.2 千葉郁

MySPで学んだことを一つだけ挙げるとすれば、「信念を貫き、他者と関わり続けることの大切さ」です。

最初にお話しておくと、私は現地渡航をしませんでした。「スタディ・プログラムなのに現地渡航をしなかったのか?」と思う方も少なくないかもしれません。渡航をしなかった理由は、UNESCAP(United Nations Economic and Social Commission for Asia and the Pacific:国連アジア太平洋経済社会委員会) East and North-East Asia Officeが開催するカンファレンスのボランティアと渡航日が重なったからです。現地渡航をしなかったことに対して、100%後悔していないのかと問われたら、答えは「No.」です。なぜなら、MySPメンバー全員に会えなかったからです。

国連フォーラムのスタディ・プログラムほど、他者と深く関わりながら、国際開発について学ぶプログラムは、そうそう見つけられないと思います。事前勉強会の内容もみんなで一緒になって考えて、渡航準備もみんなで分担する。メンバーの誰かが、学業や仕事で忙しくなったら、他のメンバーがサポートをする。渡航前にたくさん関わりがあったからこそ、MySPメンバーに会うために現地渡航ができなかったのは、少し残念です。

ただ、MySPメンバーにはとても感謝しています。UNESCAP ENEAのカンファレンスのボランティアを経験し、私の目標へのステップに繋がりました。渡航できずに悩んでいたこともありましたが、「千葉さんが、関わることのできる形でMySPに参加してください。」と言ってくれたメンバーもいれば、「千葉さんは、もっとMySPを楽しまないとダメだよ。ちゃんと睡眠もとってね☆」と言ってくれた心優しいメンバーもいました。UNESCAP ENEAのカンファレンスのボランティアを経験しながら、MySPで学び続けることができたのは、みんなのおかげだと思っています。私なりのMySPの参加を受け入れてくれて、ありがとうございました。

MySPの経験から、10年後の私に言いたいことはただ一つです。「目標に向かって、信念を貫き通すことは大切です。でも、周りの人たちへの感謝は忘れないでください。たくさんの人と関わっていくことで、次のステップに繋がります。」