カンボジア・スタディ・プログラム報告書(目次はページ下にあります)
第3章 現地プログラム
第1節:概要・全体マップ
2012年11月18日〜24日の日程でカンボジアのFAOによる農村(プレアヴィヒア州)での食糧安全保障事業、人身取引の撲滅とNPOかものはしプロジェクトの活動、国連平和維持活動(UNTAC)職員であった中田厚仁さんの軌跡、トゥール・スレン虐殺博物館、キリング・フィールド、カンボジア特別法廷などの現場を訪問しました。 本プログラムは現地集合・現地解散のため日程に余裕がある参加者は、現地プログラム前に乗り継ぎの経由地であるバンコクにて事前に合流し、FAO、日本学術振興会のブリーフィングなどを含むオプションツアーに参加しました。その後、オプションツアー参加者は陸路と空路に別れて、それぞれカンボジアに入国し、18日昼にはシェムリアップにてオプションに参加しなかった参加者も合流し、現地プログラム参加者25名全員が集合しました。カンボジア内の移動は、基本的に2台のバスを現地で事前に手配し、各プログラム現地コーディネーター案内のもと下記やじるしが進む方向へと移動しました。
アンコール・ワット遺跡群の街シェムリアップからスタートした本プログラムは、一旦北上、カンボジア北部に位置するアンロンベン地区、プレアヴィヒア地区にてFAOによる農村での食糧安全保障事業訪問や農村での宿泊体験をした後、シェムリアップに戻り、その後はカンボジア首都プノンペンを目指し南へと南下しました。プノンペンへ向かう途中にはNPOかものはしプロジェクトのファクトリー訪問、国連平和維持活動(UNTAC)職員であった中田厚仁さんのアツ村、世界遺産候補サンボー・プレイ・クック遺跡などにも立ち寄りました。 カンボジアの観光地、都市部、農村地域など全てを網羅した本プログラムの総移動距離おおよそ950kmの大移動となりましたが、毎日が新しい場所での滞在、予定もぎっしりと詰まった内容でしたので、非常に充実したプログラムとなりました。(文責:神田 恵梨)
第2章:渡航前事前勉強会
第1節:第一回勉強会
第2節:第二回勉強会
第3節:第三回勉強会
第4節:第四回勉強会
第3章:現地プログラム
第1節:概要・全体マップ
第2節:ブリーフィング
第1項:
アジア太平洋地域の食料安全保障について(FAOアジア太平洋地域代表兼事務所所長:小沼 廣幸さん)
第2項:ユネスコの文化遺産保存と当該国への影響・意識について
(元ユネスコ職員、JSPSバンコク事務所長:山下 邦明さん)
第3項:MALISプロジェクト概要について(FAOカンボジア事務局プロジェクト・マネージャー:Iean Russell博士 )
第4項:農民の収益向上への農協の取り組みについて(6名の農協運営メンバー)
第5項:カンボジア特別法廷と国際刑事裁判について
(UNAKRT捜査判 事部分析ユニット長:藤原 広人さん、UNAKRT広報官:前田 優子さん)
第6項:警察訓練支援の人身取引取り締まり強化プロジェクトについて
(カンボジア内務省長官兼LEAPプロジェクト議長:Prum Sokha内務省長官)
第7項:カンボジアでの地雷問題と開発について(JMASカンボジア事務所:渕上 浩美さん)
第8項:
クメール・ルージュ政権下のジェンダーに基づく暴力被害者を対象としたプロジェクトについて
(CDPコーディネーター:Savorn Duongさん)
第3節:見学・ツアー
第1項:世界遺産アンコール・ワット・バイヨン2時間遺跡巡りツアー(JASA広報担当:吉川 舞さん)
第2項:アンロンベンのタ・モク博物館見学(元兵士の方より施設の説明)
第3項:FAOが実施する保護池での魚の品種保護活動の見学(Iean Russell博士からの説明)
第4項:
かものはしプロジェクトのコミュニティーファクトリー支援活動の見学
(かものはしプロジェクト現地駐在員:亀山 菜々子さん)
第5項:UNESCO世界遺産候補サンボー・プレイ・クック遺跡ツアー(JASA広報担当:吉川 舞さん)
第6項:キリング・フィールド見学
第7項:トゥール・スレン虐殺博物館見学
第4節:経験・交流
第1項:アンロンベン地区における小学校の訪問(小学校の生徒約30人との交流)
第2項:アンロンベン地区における稲刈り体験(村長の家で農村の人々約30名)
第3項:クーレン地区での農村宿泊体験(水も電気もない村での宿泊)
第4項:クーレン地区のヘルスセンター訪問(現地の医師・看護師とのQ&A)
第5項:クーレン地区のフィールド・ファーマー・スクール訪問
(フィールド・ファーマー・スクール実施者宅を訪問)
第6項:オークルカエ村での農村宿泊体験(水も電気もない村での宿泊)
第7項:「中田厚仁さん」の軌跡(通称“アツ村”に住む村人とのQ&A)
第8項:CSP現地参加者全体でのディスカッション(現地渡航者25名によるディスカッション)
第4章:運営報告
第1節:プログラム実行委員会組織概要
第2節:プログラム策定
第3節:ロジ手配
第4節:会計報告
第5節:現地での保健・健康状況
第6節:参加者による事後アンケート内容と結果
第7節:ソーシャル・メディアの活用とアウトリーチ
第8節:
事後報告会の実施状況
参考資料:
表1:実行委員会組織図
表2:プログラム作成プロセス一覧(概略)
表3:現地手配詳細
表4:CSP参加者アンケート集計結果(2013年1月作成)