カンボジア・スタディ・プログラム報告書(目次はページ下にあります)
第4章:運営報告
第7節:ソーシャル・メディアの活用とアウトリーチ
総括
今回のスタディ・プログラムでは、広報の一環としてウェブサイトともに、フェイスブックやツイッターといった、いわゆるソーシャル・メディアも試行的に活用した。まず、ウェブについては、参加者募集のための応募要領の公表の際に専用ページを作成した。参加者が確定してからは、参加者専用セクションとしてパスワード保護を行い、誰でも閲覧できる部分と異なる取扱いとした。ページの管理にあたっては、各担当メンバーからの情報掲載のリクエストに応じその都度ページを更新することとし、常に最新の情報が提供できるように心がけた。渡航時のスケジュールや勉強会の資料などを掲載しており、今、現在もページの更新を続けている。(参考、CSPウェブページリンク:http://www.unforum.org/project/cambodia/index.html)
一方、フェイスブックやツイッターは、さまざまな理由で現地に行くことが出来ない人たちを念頭に、このプログラムの実況中継を行うために活用した。これらソーシャル・メディアの活用にあたっては、今後のスタディ・プログラムへの参加、国連フォーラムへの関心、カンボジアへの興味といったことへのきっかけになればという想いから、フランクな文体を心がけた。
ツイッターでは、携帯を使ってその場から、感想やどんなことを行っているかなどを可能な限り写真付きでつぶやくこととした。その際、つぶやいた人の名前を明記することで「みんなでつくる」プログラムとしての意識を高めることができた。また、フェイスブックでは、1日に1回写真付きで一日の流れを簡単に振り返る日記として投稿することとした。
結果として、フェイスブックでは79人、ツイッターでは78人がお気に入り登録やフォローしてくれている。(以下、ページリンク貼り付け)
- CSP Facebookページ:https://www.facebook.com/unforumcsp2012
- CSP Twitterアカウント:https://twitter.com/2012CSP
反省点としては、特にツイッターにおいて、つぶやく人に偏りがでたことがある(現地の携帯(正確に言うと現地のSIMカード)を使っている人が限られていたことが原因だろう)。次回からは、例えば必ず1回は各参加者がつぶやくこととし、同時に有志でつぶやきたい人もつぶやけることとすれば、より「みんなでつくる」プログラムらしさが発揮されるのではないかと思う。
第2章:渡航前事前勉強会
第1節:第一回勉強会
第2節:第二回勉強会
第3節:第三回勉強会
第4節:第四回勉強会
第3章:現地プログラム
第1節:概要・全体マップ
第2節:ブリーフィング
第1項:
アジア太平洋地域の食料安全保障について(FAOアジア太平洋地域代表兼事務所所長:小沼 廣幸さん)
第2項:ユネスコの文化遺産保存と当該国への影響・意識について
(元ユネスコ職員、JSPSバンコク事務所長:山下 邦明さん)
第3項:MALISプロジェクト概要について(FAOカンボジア事務局プロジェクト・マネージャー:Iean Russell博士 )
第4項:農民の収益向上への農協の取り組みについて(6名の農協運営メンバー)
第5項:カンボジア特別法廷と国際刑事裁判について
(UNAKRT捜査判 事部分析ユニット長:藤原 広人さん、UNAKRT広報官:前田 優子さん)
第6項:警察訓練支援の人身取引取り締まり強化プロジェクトについて
(カンボジア内務省長官兼LEAPプロジェクト議長:Prum Sokha内務省長官)
第7項:カンボジアでの地雷問題と開発について(JMASカンボジア事務所:渕上 浩美さん)
第8項:
クメール・ルージュ政権下のジェンダーに基づく暴力被害者を対象としたプロジェクトについて
(CDPコーディネーター:Savorn Duongさん)
第3節:見学・ツアー
第1項:世界遺産アンコール・ワット・バイヨン2時間遺跡巡りツアー(JASA広報担当:吉川 舞さん)
第2項:アンロンベンのタ・モク博物館見学(元兵士の方より施設の説明)
第3項:FAOが実施する保護池での魚の品種保護活動の見学(Iean Russell博士からの説明)
第4項:
かものはしプロジェクトのコミュニティーファクトリー支援活動の見学
(かものはしプロジェクト現地駐在員:亀山 菜々子さん)
第5項:UNESCO世界遺産候補サンボー・プレイ・クック遺跡ツアー(JASA広報担当:吉川 舞さん)
第6項:キリング・フィールド見学
第7項:トゥール・スレン虐殺博物館見学
第4節:経験・交流
第1項:アンロンベン地区における小学校の訪問(小学校の生徒約30人との交流)
第2項:アンロンベン地区における稲刈り体験(村長の家で農村の人々約30名)
第3項:クーレン地区での農村宿泊体験(水も電気もない村での宿泊)
第4項:クーレン地区のヘルスセンター訪問(現地の医師・看護師とのQ&A)
第5項:クーレン地区のフィールド・ファーマー・スクール訪問
(フィールド・ファーマー・スクール実施者宅を訪問)
第6項:オークルカエ村での農村宿泊体験(水も電気もない村での宿泊)
第7項:「中田厚仁さん」の軌跡(通称“アツ村”に住む村人とのQ&A)
第8項:CSP現地参加者全体でのディスカッション(現地渡航者25名によるディスカッション)
第4章:運営報告
第1節:プログラム実行委員会組織概要
第2節:プログラム策定
第3節:ロジ手配
第4節:会計報告
第5節:現地での保健・健康状況
第6節:参加者による事後アンケート内容と結果
第7節:ソーシャル・メディアの活用とアウトリーチ
第8節:
事後報告会の実施状況
参考資料:
表1:実行委員会組織図
表2:プログラム作成プロセス一覧(概略)
表3:現地手配詳細
表4:CSP参加者アンケート集計結果(2013年1月作成)